過去大会ハイライト

2009年大会 第2日のハイライト

今季初Vへの確かな手応えをもたらした二つの「強い味方」

大会初日、5アンダーをマークし、2位に1打差を着けての単独首位に立った昨年のシニア賞金王・飯合肇。成績順スタートの大会2日目は、2位タイの尾崎健夫、友利勝良との最終組となった。スタート時間は午前11時24分。

第1組がスタートした午前8時は、鉛色の雲に覆われていただけだったものの、その3時間半後には雨粒がコースに落ちだしていた。詰め掛けたギャラリーも傘を差しながらの観戦となった。

尾崎が2番ホールで、友利が3番ホールでそれぞれボギーを叩く一方で、飯合は手堅いプレーでパーをセーブ。パー5の4番ホールでは、持ち前の飛距離を生かして着実にバーディーを奪い、続く5番ホールでもバーディーを奪取して独走態勢に入りかけた。

「こんな悪天候の中で(スコアを)伸ばせていたから、このままストロークを離せていたら嬉しかったね。残りホール数があればあるほど、勢いのある選手が伸ばして来るけど、今日のようなコンディションだと伸びない。そうなると結構有利かな。もうちょっとやりたかったね、ムードが良かったから」と飯合。8番ホールでパーオンした直後に悪天候によって競技が中断され、そのまま大会2日目のプレーがサスペンデッドとなったのだ。

93年のレギュラーツアーで賞金王に輝き、昨年は初めてシニア賞金王の座に就いた飯合。だが、今年は序盤戦で「今年もという思い」が空回り。思うような成績を残せず、前試合のメジャー大会「日本プロシニア」では大会初日7オーバーのプレーに「口がきけないくらい、立ち直れなかった」という。

しかし、今週は復調への大きな布石を二つも得て、大会に臨み、それが奏効している。一つは帯同キャディーに今井哲男さんを起用していること。もう一つは、日本ツアーで初めて長尺パターを試合で使用していることだ。

今井さんとコンビを組むのは今回で4回目。過去3回のうち、08年スターツシニアで優勝、08年の富士フイルム シニアとフィランスロピーシニアではともに2位という好成績を収めており、抜群の相性の良さがある。「落ち着きのあるキャディーなので、僕も焦らずにプレーできる」と飯合は信頼している。

そんな今井さんは、飯合の2日間のプレー振りを次のように話している。

「今年、飯合さんのキャディーを務めるのは初めてです。長尺パターによって特にショートパットが入り、全体のリズムも良くなっているから、これまで不振だったとはとても思えない。去年のプレー振りと変わりありません。今日は雨が降り、風も強かったけれど堅実なプレーを続けていたので、安心して見ていられました。コースの全長が延びましたが、飯合さんにとっては刻まなくても良くなった分だけ、他の選手とは違って有利になったと思います。最終日もタフな戦いになるでしょうが、きっと首位のまま18番グリーンに上がってくれると信じています」

信頼感がもたらした自信。それが確信へと変わり始めた飯合は、翌日の午前7時からのプレー再開に向けてこう締めくくった。

「(今年は)成績が出ていないので不安な気持ちもあるけど、今日前半のゴルフが出来れば、1打リードとかでも勝てると思う」。シニア賞金王の復活宣言だ。


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