トーナメントレポート

最終日

記者会見 第1日 2日目

バリー・レーンが逆転で日本シニアツアー初優勝!

2018 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

 茨城県の江戸﨑カントリー倶楽部で開催された『富士フイルム シニア チャンピオンシップ』最終日は、最終組の2人が激しい優勝争いを展開しました。2日目を3アンダーの3位タイで終えていたバリー・レーンが8バーディを奪う猛攻(1ボギー)を見せ、5アンダーの首位タイからスタートした3年連続賞金王のプラヤド・マークセンを逆転。2打差をつける通算10アンダーで、うれしい日本シニアツアー初優勝と飾りました。

 一方のマークセンは、前半からバーディを重ねてきたレーンを見て、「もう自分のプレーに徹しようと心がけていた」そうで、最終18番でチップインイーグルなら逆転もあり得る状況にまで持ち込みました。しかし、「レーンはバーディで来ると思っていたので、自分がバーディでも勝てないと思っていた」というアプローチは外れて、万事休す。短いバーディパットも外し、通算8アンダーの単独2位で今シーズン自身最後の日本シニアツアーの大会を終えました。
ただ、昨年記録した年間最多獲得賞金額7000万4791円は、この2位により余裕で更新(7536万1400円)。「記録もうれしいし、優勝も去年より多かった(5勝)ので、今年のプレーには満足している」と、笑顔でコースを後にしました。

2018 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

 レーン、マークセンと同組で最終日を戦った、2日目首位タイの田村尚之は、この日イーブンパーで通算5アンダーの3位タイフィニッシュ。「自分のいまできることはやったかな。優勝できなかったのは残念ですけど、しようがないですね。右脇の痛みは、初日が一番ひどかった」と、この順位にもまずまず納得している様子でした。また同じく3位タイには、ともに2アンダーの5位タイで最終日を迎えた金鐘徳と汪徳昌が並びました。なお金は16番パー3において、6番アイアンでホールインワンを達成。賞金100万円を獲得しています。

 続く6位には、通算2アンダーのタワン・ウィラチャン。3日間をアンダーパーで回ったのは上記の6人だけとなり、開催コースの江戸﨑カントリー倶楽部の難コースぶりを証明する格好となりました。




逆転で13カ国目の勝利をたぐり寄せたバリー・レーン

2018 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

 初日は田村尚之、2日目にプラヤド・マークセンと移った今大会の主役の座は、最終日にバリー・レーンのものとなりました。この日、8バーディ、1ボギーの猛チャージで、大会を通してのベストスコア「64」をマーク。2日目の3位タイから見事に2打差を逆転しての、日本シニアツアー初優勝です。

 この日、レーンはともに最終組を回るマークセンについて、「基本的にバーディを取ってくる」と考えていて、それに対する自分は、「逃げることなく攻めの姿勢で、『できる、できる』という気持ち」でプレーしていたそうです。その強いアグレッシブな思いが効いたのか、レーンは5番ホールまでに3つのバーディを奪取。早々に単独首位に立つことに成功しました。その後も、レーンは攻め手を緩めることなく、6バーディ、ノーボギーの通算9アンダーでハーフターン。一方のマークセンは2バーディ、ノーボギーの通算7アンダーとし、2打差で、勝負は後半の9ホールへと入っていきました。
 レーンがピンチを迎えたのは、13番でした。自身のボギーに対し、マークセンは10番から13番を2バーディ、1ボギーとして、ともに通算8アンダーの首位タイで並走状態に。しかし、14番でレーンはすぐさま、バウンスバックのバーディを奪取。ふたたび1打差の単独首位に立ったこのバーディは、「すごい大きな1打だった」と、ホールアウト後に振り返っていました。

 レーンが通算9アンダー、マークセンが8アンダーで迎えた最終18番。レーンがバーディパットを打つ前に、マークセンがチャンスを外し、勝負はほぼ決しました。
「自分に2回チャンスがあるということで、あれで勝ちを確信したよ」
 レーンはこれまで、日本のレギュラーツアー、シニアツアーにも幾度となく参戦しているイングランド出身の58歳。また、今回の勝利は通算13カ国目のものとなるそうです。
「これまでアメリカ、アフリカ、ヨーロッパなどで勝ってきたが、アジアはなかった。こうして日本で勝つことができ、長いキャリアのなかで、世界のいろいろなところで勝利を挙げられたということを、すごくうれしく思う」

 レーンは日本の食べ物も気候もゴルフコースも大好きだという、親日家です。
「お寿司も天ぷらも鉄板焼きも好き。以前、お寿司屋さんまで50mのホテルに泊まったことがあったんだけど、次に来たときに間違えて違うホテルを予約してしまった。お寿司屋さんまでクルマで45分かかると言われたけれど、どうしても食べたかったので運転していった。それくらいお寿司が好き(笑)」
 また、最後には愛妻家の一面ものぞかせていました。
「妻が今年の8月に乳がんで、両乳房を全摘出した。この試合は、ピンクリボン活動で乳がん撲滅に力を入れていると聞いていた。そういった活動を行っていることはとても支持したいし、賛同している。今回のプレー中も、いつも彼女のことを考えながら、プレーしていたよ」
 レーンだけでなく奥様にとっても、この勝利は格別なものとなったことでしょう。





「やっぱり凄いですね、迫力が違います」大会名物のカート観戦ツアー

2018 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

 抽選で選ばれたラッキーな方は、総勢12名。試合がまさに痺れる展開を見せる、最終組のラスト9ホールを、3台のカートに乗って追走し、普通は入ることのできないギャラリーロープの内側で、優勝争いの行方を体感されました。

 しかも、カートを運転するのは、昨年と同じくプロゴルファー。フェアウェイのアップダウンやグリーンの傾斜といった、江戸﨑カントリー倶楽部の1ホールごとの詳細な情報を教えてもらいつつ、ティーショットの狙いどころ、各選手の1打ごとの難しさなども聞くことができるのは、最高のサービスだったことでしょう。参加者のみなさんは、熱心にプロの言葉に耳を傾け、頷かれていました。 

 数ホール消化したところで参加者の方にちょっとお話をうかがってみると、お一人の方はなんと、今回がトーナメント初観戦のうえに、このカート観戦の権利が得られたそうです。「やっぱりすごいですね。迫力が違います」と言いながら、自然と笑みがこぼれていました。

 また別の参加者の方は、やはり、プロが歩いているところと同じ場所で観戦できることにとても感激された様子でした。

「いつものトーナメント観戦では絶対入れないところに入れていることが、自分でもびっくりです」

 プロに対しての驚きの声もありました。なかでも、みなさん一様に驚かれていたのが、プラヤド・マークセンです。

「あんなに小さい体であそこまで飛ばせるなんて……」

「セカンドの番手が、自分と全然違う」

 そして、ある参加者の方が思わずもらしていたこの言葉が、プロのプレーの凄さをもっとも的確に表しているのかもしれません。

「やっぱり、お金を払ってゴルフをする人と、お金をもらってゴルフをする人では、プレーがまったく違う!」




最終日も快晴微風、絶好の観戦日和です

2018 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

 茨城県の江戸﨑カントリー倶楽部にて開催されている第11回『富士フイルム シニア チャンピオンシップ』も、いよいよ最終日を迎えました。本日も、初日、2日目と同様、朝からすばらしい天気に恵まれ、風もほぼ吹いていないという絶好のコンディションです。

 1番ホールから8時ちょうどスタートの第1組目では、元祖・世界のレフティー、羽川豊が、デビッド・イシイ、白浜育男とともにティーオフしていきました。1番は通常営業ではパー5のところ、今大会ではパー4の設定で、わずかに右ドッグレッグしている長めのホール。羽川としては、ドローボールで飛距離を稼ぎたいところでしたが、残念ながらボールは左にプッシュアウト。少し腰を抑える仕草を見せながら、ティーインググラウンドを後にしていきました。

 最終日だけは、アウトとインに分かれてのスタートということで、最終組は10時10分のスタートですが、もちろんまだまだ時間的に、熱戦を直に観戦することは可能です。また、本日は大好評のカート観戦ツアーも予定されていて、申込みも11時までとなっていますし、出場プロと記念撮影できるチャリティフォト、優勝者とのツーショット写真撮影なども行われます。お近くの方は、ぜひ会場にお越しになって、トーナメントの迫力と楽しさをご体感ください。

※10番ホールから最終の第9組でスタート予定だった湯原信光は、背筋痛のため、最終ラウンドスタート前に棄権となりました。

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