トーナメントレポート

第2日

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痛みをこらえて戦う田村と3年連続賞金王のマークセンが首位に並ぶ

2018 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

 茨城県の江戸﨑カントリー倶楽部で行われている「富士フイルム シニア チャンピオンシップ」大会2日目は、初日6アンダーで首位に立った田村尚之が2バーディー、3ボギーの1オーバーとスコアを落としたものの、通算5アンダーでトップ(首位タイ)をキープしました。田村は、痛めている右脇腹をときおり気にしながらのプレーでしたが、「そんなにショットも悪いわけではなかった。今日は、痛みもそこまでじゃなかった」と、ホールアウト後は比較的、前向きなコメント。
 「まあ、いいところじゃないですか。今日あまりリードしても、あれだからね。いい勝負になる可能性があるとしたら、パターが入ることしかないと思っています。それを、がんばります」と、2016年に続く今大会の優勝に意欲を見せました。

 その田村に追いついたのが、この日6アンダーのチャージを見せた、3年連続賞金王のプラヤド・マークセン(初日は1オーバーの15位タイ)。3位タイには、初日5アンダーで2位タイだった久保勝美と、前日4位だったバリー・レーンが、首位から2打差の通算3アンダーで並びました。
久保は、前日の21パットから一転して、この日は30パット。「グリーンがさらに硬くなっていて、昨日は手前、手前で行っていたのに、今日はグリーンにキャリーしてしまって……」と、グリーンを狙うショットにも苦労していた様子でした。

 久保と並んで、初日2位タイ発進だった金鐘徳は、「アイアンは良かったけど、今日はフェアウェイキープが半分で、パットも34パットとダメ」という内容で3オーバーとし、通算2アンダーで5位タイ。また同じく5位タイに、この日3アンダーの好スコアをマークした汪徳昌が、初日の15位タイから浮上しました。  




3年連続賞金王の貫禄、マークセンが首位タイへ急浮上

2018 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

 大会2日目、3年連続賞金王のプラヤド・マークセンが、さすがの急浮上です。
「いいショットを打っても、跳ねたり転がったりして悪いライに行ったり、ちょっと運が悪かった。ロングホールもノーチャンスで、パーセーブばかりだった」という前日とはうって変わって、最終18番パー5でも約7mに2オンから楽々2パットでバーディとするなど、この日は7バーディを奪う猛攻。ボギーは1つに抑えて、この日のベストスコア「65」をマークして、前日の15位タイから一気に首位タイにまでジャンプアップを果たしました。しかも、この日の6アンダーでも不満とばかりに、「グリーン上でスパイクマークがなければ、8アンダーくらいは出せていた」と振り返るのだから、空恐ろしいポテンシャルです。

 この日は前日の宣言通り、近くのショップで購入したわずか5000円の中古パターを封印。長年愛用しているエースのセンターシャフトパターに戻したことも、功を奏したようです。
「昨日のパターは、ロングパットでは良かったけど、ショートパットのフィーリングが悪かった。古いパターに戻したら、今日は良かった」

 最終ラウンドへの意気込みを聞かれると、「5アンダーを出せれば、勝てると思う」と、視界は良好。昨年、自身が記録したシニアツアー最多獲得賞金額7000万4791円の更新(今大会単独11位以上で達成)も、「このままいいプレーをすれば絶対できる」と、本人もかなり意識しているようです。
 このあとはレギュラーツアー2試合をはさみ、アメリカ・チャンピオンズツアーのQTへと向かうマークセン。自身今季最後のシニアツアーとなる今大会で2年連続優勝を決め、出場権獲得への弾みとできるのかどうか、見ものです。  




田中秀道プロが語る江戸﨑CCのコースセッティング

2018 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

 今年の富士フイルム シニア チャンピオンシップでは、じつは田中秀道プロがコースセッティングに携わっています。ということで田中プロに、その考え方や見どころなどを聞いてみました。なお、田中プロは今回、「事前に下見などをして、フェアウェイをこうしようとか、ああしようとかいった、根本的なセッティングをしているのではなく、ティーの位置とホールロケーションを決めている感じです」と断りを入れたうえでお話ししてくれました。

 田中プロはレギュラーツアーでも何度か、同様の役割をしているということで、まずはレギュラーとシニアツアーでのセッティングの違いを聞いてみました。 「ホールロケーションでいえば、レギュラーでは出来るだけシビアでかつ、フェアな位置を考えていますが、シニアでは、厳しくてフェアだけれど、もう少し盛り上がりのほうを考えるべきかなと思ってやっています。コース状況を見たうえで、攻めがいのあるピン位置にしようということですね。レギュラーでは、“もっと飛ばしてこいよ”という形でいけますが、シニアではそうではなく、300ヤード飛ばす人もいれば、240ヤードくらいの人もいます。この60ヤードほどの差があるなかで、出場者全員にとって攻めがいのあるものにしようと。実際、相当厳しくてタフですが、いやらしいものにはなっていないので、いいスコアを出した方々は、相当充実感があるのではないでしょうか」

2018 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

 セッティングにはもちろん、江戸﨑カントリー倶楽部の特徴も大きく関わっているそうです。「2グリーンなので、まず小さいというのがベースにあります。そういう小さいグリーンにピンをどう切るか考えるのは、難しいです。でも、わりとシンプルに考えたら、ハードなところに切らなくてもいいなという感覚になっています。ホールにもよりますが、けっこう周辺部にアンジュレーションもあって、あまり端に切れるような感じでもないですし。3日間同じような場所には、どうしてもなってしまいますが、コースレイアウトの大変さとグリーンの硬さ、速さもあるから、いいのかなと」

 そのうえで見どころは、「バーディーチャンスをつくるスーパーショットもいいのですが……」と、田中プロは別の視点を教えてくれました。 「こういうグリーンだからこそ、行ってはいけないところに行かないようにセーフティーに打っていくところですね。たとえば花道でもいいんだとか、そういうリスクマネージメントの部分を見てほしいです。タフな江戸﨑カントリー倶楽部を、みんなが苦しい顔をしながらも、どうやってパーを拾っていくのか。なかにはショートゲームに悩んでいる方もいて、グリーンからけっこう離れたところでパターを使ったりなど、シニアならではの引き出しが満載ですからね」




絶好のコンディションのなか2日目がスタート

2018 富士フイルム シニア チャンピオンシップ

 本日も快晴微風の絶好のコンディションのなか、第11回「富士フイルム シニア チャンピオンシップ」2日目が始まりました。

 8時ちょうどの第1組目では、湯原信光、深澤治とともに、シニアルーキーでレギュラー2勝の小達敏昭が登場し、トップバッターでティーショットとなりました。ロングヒッターとして有名ですが、今朝も見事なフェードボールでフェアウェイを捉えて、元気にスタートしていきました。

 今日も、来場者参加型のパッティングコンテストなど、多くの催しが予定されています。ぜひ、たくさんの皆様のご来場をお待ちしております。

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